第1回金沢・世界工芸トリエンナーレの各キュレーターが、同展のテーマである「工芸的ネットワーキング」をどのように解釈し、どのような観点から作家を選出し、どのようなメッセージを込めたかを発表します。さらに、パネリスト全員で新しい工芸の可能性や工芸的ネットワーキングについて討論します。
先着100名(当日10:00より会場前にて整理券を配布いたします。)
秋元雄史(金沢21世紀美術館 館長)
九谷焼シールを切ったり貼ったりして気軽に楽しく九谷焼を作ろう!
九谷焼には転写(=SEAL)という技術があります。あらかじめ印刷された文様を、シールのように器に貼付け同じ製品を量産する技術です。 手描きを第一とする長右衛門窯では使わない技術ですが、多くの九谷焼で使用されています。この転写技術を使って一緒に遊んでみようというのが、『KUTANI SEAL WORKSHOP』です。
※出来上がった作品は焼成して後日お届けします。
平成21年度文化庁委託の調査事業「文化発信戦略に関する調査研究」で座長を務めた青柳正規氏が国内外における近代工芸のニーズ調査と研究踏まえ、工芸の将来像や海外戦略を考えます。
第1部では、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館を経て、現在ニューヨークのジャパン・ソサエティ・ギャラリーのディレクターを務める、日本工芸の専門家ジョー・アールが、近現代の日本の工芸についてお話しします。
第2部では、金沢・世界工芸トリエンナーレの出品作家より、金沢、加賀の中堅、若手作家がパネリストとして加わり、ディスカッションを行います。今の工芸について作家はどのように思っているか、その中で自分の仕事をどのように位置づけているかについて語り合う中で、工芸の様々な側面が現れてくるでしょう。それを国際的な批評の俎上にのせながら、金沢の工芸の今後の展開を模索します。
※最新情報は、金沢21世紀美術館のウェブサイトやチラシをご覧ください。